2021-01-01から1年間の記事一覧
ホワイトホース・ファインオールドは力強い味のスコッチで、飲んでみると武骨な力強さと何とも言えない「クセ」がありました。かつて黒澤明が愛飲した酒を5種類の飲み方で試しました。
ジムビームダブルオークは2つの樽を使って2度熟成するという大変に手間をかけて製造されたバーボンで、その分だけ価格も高くなっています。しかし従来のジムビームよりもはるかに洗練された味と香りを楽しむことができました。
ウォッカにトマトジュースを加えたブラディー・メアリーは20世紀初頭に誕生したカクテルで、プロテスタントを徹底的に弾圧して恐れられた英国女王の名前にちなんでいます。飲んでみると草っぽいほろ苦さが印象的で、スイスイと飲めました。
ソルティドッグは1940年代のイギリスで誕生したカクテルで、グラスのふちに塩をまぶしつけたスノースタイルと呼ばれるグラスに注ぐのが通常の飲み方です。まるで塩が酒のつまみであるかのような何ともいえずいい感じのカクテルで、作り方も簡単な家飲みに最…
ジョニーウォーカーダブルブラックは2012年に誕生した、シリーズの中でも比較的新しい商品です。ジョニ黒の持つスモーキーさや力強さをさらに強く洗練させた、上位互換といってよいウィスキーです。
バッファロートレースはケンタッキー川沿いにある現存する全米で最古の蒸留所で生産されたバーボンウィスキーで、野生のバッファローの「通り道(トレース)」であったことからこの名前になりました。バーボンらしからぬ滑らかできめの細かい味わいが印象的…
バランタインファイネストはスコッチウィスキーとしてはジョニーウォーカーと並び世界の人気を二分するメジャーなブランドです。価格面は手頃で味わいも標準的であり、スコッチウィスキーの入門編としては最も適したものではないかと思っています。バランタ…
トマーティンレガシーはインバネス郊外の小さな村にある、現在は宝酒造が所有する蒸留所でつくられています。ウィスキーにとって最適な環境でつくられており、ドライでスモーキーな力強く分厚い味わいが印象的でした。
ジン・トニックは欧米ではビジネスマンがバーでまず注文する「とりあえず」の酒となっています。材料や作り方がシンプルだからこそ作り手の力量が試されるカクテルで、つくってみるとスイスイと水のように飲めるカクテルでした。
「カクテルの女王」と呼ばれるマンハッタンは「カクテルの王様」マティーニと並び称される存在で、その由来にはチャーチルやマリリンモンローといったそうそうたる人物が登場します。スッキリとしていながら奥深さもある高貴な味わいで、自宅で作って飲んで…
マティーニの作り方はジンとドライベルモットを混ぜるだけですが、それだけにごまかしが効かず奥深いとされています。材料と道具と材料を揃え、自宅で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
アイラミストを5通りの飲み方で評価しました。アイラ島の領主の誕生パーティーのために1922年に開発されたスコッチウィスキーで、いかにもアイラ島らしい分厚いスモーキーさに驚かされますが、その一方で甘さやスッキリさもあって通好みだが飲みやすい味わい…
アンガスダンディーは日本ではほとんど情報がないと思われるスコッチで、最近になって成城石井で見つけました。非常にデリケートな甘さとスモーキーさが特徴ですが、間違いなく美味しいウィスキーだと思います。
テンガロンハットは7世代に渡って守り続けられた伝統のレシピでつくられたバーボンです。約30年前にあったというバーボンブームの中で日本市場向けに開発され、一度中断された後に装いを新たに輸入・販売が再開されました。1本1000円台前半と価格的にも手ご…
VAT69(バット69)は5種類の飲み方を試してみてハイボールが最も良かったと思います。樽に詰めた100種類の試作品の中から選ばれたスコッチウィスキーで、69番目の樽であったことからこの名になりました。映画の中で登場人物が愛飲していたことでも有名で、大…
オールドグランダッド114は蒸留所の3代目が創業者である「おじいちゃん」を讃えるために名付けられたバーボンです。アルコール度数57度でマッカランを分厚くピリピリさせたような味ですが、度数が高い分だけ一度に飲む量が少なく大変にコストパフォーマンス…
「どなん」は与那国島の特産品となっている酒で、60度という国内で製造される酒では最高のアルコール度数を誇っています。相次いで襲来した台風の影響で生産量が減り現在は入手困難な酒で、強さの中にも甘さと香ばしさがありました。
ジョンソン12年はビックカメラの酒売り場で初めて見つけたウィスキーで、「ロシアで人気がある」バッテドウィスキーということしかわからない謎だらけの酒でした。飲んでみるとドライさが印象的なレベルの高いウィスキーで、2000円台半ばという価格がちょう…
木挽BLUEは世界で初めてそば焼酎を造った雲海酒造㈱が手掛ける芋焼酎で、名水百選である「綾の湧水群」の水と「黄金千貫(こがねせんがん)」、「日向灘黒潮酵母」を使用して昔ながらのこだわり製法で造られています。飲んでみるといかなる飲み方でも崩れな…
ニッカウィスキーのセッションは国内産のモルトとスコットランド産のモルトを混ぜ合わせてつくられたもので、青いボトルに青いラベルというウィスキーとはとても思えない外観により酒売り場の棚に全くの別世界ができていました。アルコール度数が43度と高い…
スコッチウィスキーのモンキーショルダーは5通りの飲み方を試してみて、強めの甘さが印象的な、どの飲み方でもうまいウィスキーでした。肩の部分に3匹の猿の装飾があしらわれたボトルが印象的で、特に4500ml入りはゴリラボトルと呼ばれています。
麦焼酎の「千年の眠り」はどんな飲み方でもすっきりとした甘さがありました。「百年の孤独」に見かけも名前もそっくりではあるものの、常圧での2度蒸留や長期の樽貯蔵といった違いがあり、アルコール度数は40度と高めですが、大変に飲みやすい酒でした。
ディンプル12年を5通りの飲み方で試してみました。「特級酒」という表現がピッタリする外観と味わいでありながら、コストパフォーマンスに優れたウィスキーでした。