バランタイン・バレルスムースを5種類の飲み方で徹底比較しました。2019年4月に登場した新商品で、ファイネストや12年といったこれまでのバランタインとは全く違うほろ苦さと香ばしさが印象的でした。
新たなファンの獲得を狙った新商品
バランタインは創業者であるジョージ・バランタインが1827年に開業した食料品店を起源に持つ歴史のあるウィスキーで、スコッチウィスキーとしてはジョニーウォーカーと並び世界の人気を二分するような存在です。
当ブログにおいてもこれまでファイネスト・12年・ハードファイヤードをご紹介してきましたが、4月2日に新たにバレルスムースが新発売になりました。これまで「期間限定」や「日本市場専用」というのは度々ありましたが、バレルスムースは新たなファンの獲得を狙った通年商品で、代わりにハードファイヤードが販売終了となるようです。
薫り高く深みのあるスムースな味わいを目指した
バランタイン・バレルスムースでは5代目マスターブレンダーであるサンディー・ヒスロップが厳選した原酒をこれまでとは全く異なる手法でブレンドし、内側を丁寧に焼き上げたアメリカンオークの樽で貯蔵熟成しています。
それにより薫り高く深みのあるスムースな味わいを目指しており、おなじみのV字型のラベルに樽のイラストが描かれています。
バランタインといえばまずファイネストで、爽やかでありながらコクもあり、スコッチウィスキーの入門編としては最高だと思っていますが、新商品がどのように変わっているかなかなか興味深いものがあります。
ストレート
かなり強めの琥珀色で、スモーキーな香りが漂っています。飲んでみると滑らかな口当たりでドライさを伴ったスモーキーな味わいであり、香ばしさも感じました。
ロック
基本的にドライですが甘さも感じられます。香ばしくてスモーキーです。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
甘さを伴ったスモーキーさが印象的で、全体的にしっとりとしており、ジョニ黒のような味わいでした。
ハーフロック(1対1で氷を入れる水割り)
普通の水割りといってもよいほどすっきりとした味わいで、さわやかなほろ苦さとほんのりとしたスモーキーさを感じました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用して作った私好みの炭酸水を使用します。
何やら薄いファンタのような味わいで、これははっきり言って無しだと思います。
ほろ苦さと香ばしさが印象的
バランタインと言ってもファイネストや12年とは全く別の酒で、ほろ苦さと香ばしさが印象的でした。ストレートかロック・トワイスアップならありだとおもいますが、ハーフロックやハイボールは弱くなり過ぎのように感じます。
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