ディーコンはアイラモルトとスペイサイドモルトを中心としてブレンドし、そこにオレンジのフレーバーを付加した新商品です。「スモーキーだがフルーティー」という複雑な味わいで、何よりもボトルの存在感が抜群でした。
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存在感で他を圧していた新商品
スコッチウイスキーの「DEACON」は「ディーコン」と読みます。シーバスリーガル・グレンリベット・ジェムソン等のブランドを扱っているペルノリカール社が手掛けており、2024年4月15日に販売開始されたばかりの新商品です。
3000円台半ばという価格であるため、酒屋の棚ではどうしたって錚々たるボトル群の中に置かれてしまいます。しかしディーコンのボトルの存在感は他を圧しており、遠くからでも「あれはなんだ?」と思わせるものがありました。こうなると手にしない訳にはいきません。

初めて見るブランドであり、しかもいつも飲んでいるものよりは2ランクくらい高めの価格です。しかし物は試しで買ってみました。
熟練した職人による型破りなウイスキー
ディーコンとはスコットランド語では「熟練した職人」を意味しており、この名にふさわしい「熟練の蒸留者」が他にはない独自の型破りな味わいを生み出しています。『非常識な新感覚ブレンデッドスコッチウイスキー』をコンセプトとしており、今までの常識に縛られない銘柄を目指して造られました。
具体的にはスコットランドでも特に個性的と言われるアイラモルトとスペイサイドモルトを中心としてブレンドし、そこにオレンジのフレーバーが付加されています。それにより「スモーキーだがフルーティー」という複雑な味わいが出来上がりました。
超個性派ボトルに込められた意味
味もさることながら、ディーコンを特徴づけているのはボトルでしょう。
鮮やかな銅色のボトルは伝統的な銅製のポットスチルを模したものです。ガラス瓶に電気メッキを施すことで美しい色合いを実現させており、これにより蒸留所の施設やそこで働く職人に対する敬意を表現しているといいます。

ラベルに描かれているのは鳥ではなく、ヨーロッパで度々猛威を振るったペストを専門に治療した医者の姿です。彼らは医学が未発達だった時代に最前線で病気に立ち向かっており、自身の感染を防ぐために独自の装束を身にまとっていました。
できるだけ肌を露出させないよう表面に蝋を塗ったガウンをまとい、鳥の嘴のようなマスクには強い香りのするハーブや香料が詰められています。「患者の視線」も感染原因と考えられていたため、目が合わないようにするためのゴーグルも必要でした。
背後の十字はスコットランド国旗に描かれたセント・アンドリュー・クロスを表しています。

背面の底の部分に記された「AQUA VITAE」は「生命の水」の意で、ブランデーやウイスキーを意味します。
スモーキーさが売りのウイスキー(記事は下に続きます)
5通りの飲み方で評価してみた
ストレート

味も香りもスモーキーで驚きますが、その裏にちゃんとフルーティーさがありました。刺激が強く、舌触りがザラザラしていたように思います。
ロック

香りのスモーキーさは変わりませんが、味はずいぶんと滑らかになりました。フルーティーさが強まったようです。
水割り
次いで水で割ります。

合わせる水は南アルプスの天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

香りに甘さが感じられるようになり、スモーキーさがしっとりとした柔らかいものになりました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

スモーキーさがサラサラしたものとなり、その分だけフルーティーさがすっきりとしてきました。
ハイボール

合わせる炭酸はサントリーのトニックウォーターです。いろいろ試してみましたが、どうやらこれが私には一番合っているようです。
スモーキーさに炭酸が加わり、元々あったフルーティーさの影響もあって柑橘系の味となりました。
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