「デュワーズ フレンチスムース 8年」は8年以上熟成された原酒をブレンドし、カルバドスを詰めていた樽で再度熟成させたスコッチウイスキーです。リンゴを原料としたブランデーを詰めていた樽で熟成したウイスキーは独特な甘さがありました。
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世界屈指の販売数量の秘密
デュアーズは1846年にジョン・デュワーが誕生させたスコッチウイスキーで、世界で初めてガラス製のボトルに詰めて販売されたことで知られています。現在では販売数量で世界屈指の人気を誇るまでになっていますが、そこには販路拡大に向けた人々の努力がありました。
創業家のひとりであるトミー・デュワーは1892年ごろから約2年間にわたってスコットランドから世界26ヵ国を訪問し、各地でウイスキーを売り込みます。交通機関が今よりもはるかに貧弱だった時代に世界周遊のようなことまでした結果、新たな販路に加えて斬新なアイデアや新しい発見につながったとされています。
そこで得られた「異なる二つの物が掛け合わさると新しい発見や創造につながる」という教訓を具現化したものが「ユニークカスクシリーズ」と名付けられたデュワーズ8年です。
「ユニークカスクシリーズ」とは?
「デュワーズユニークカスクシリーズ」は8年以上熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしてデュワーズを製造し、それを新たな樽に詰めて再度熟成させています。この際にミズナラ樽・ラム酒樽・メスカル樽など、世界のユニークな樽を使用することで、それぞれの樽から全く異なる個性を持ったウイスキーが誕生しました。
ジャパニーズスムース・ポルトガルスムース・カリビアンスムース・フレンチスムースと全4種類で、「デュワーズ フレンチスムース 8年」はカルバドスを詰めていた樽を使用しています。カルバドスはリンゴを原料としたブランデーであることから、りんごの甘い風味やバニラのような甘い味わいも特徴的です。
個性的なスコッチ
ストレート
濃いめで美しい琥珀色です。口当たりが滑らかで、重厚でしっとりした柿のような甘さを感じました。
ロック
氷で冷やされることでスッキリとした味わいとなり、爽快さが増してきました。甘さもさっぱりとしてきたように思います。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は箱根の森の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水で割ることで味が良く分かるようになったと思います。しっとりとした甘さに加えてビターさも感じられるようになりました。後味はやはり柿の風味だったように思います。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
スッキリの極みで、「これぞ水割り」といった味わいとなりました。柿風味の甘さに加え、ちょっぴりドライさも感じられました。
ハイボール
合わせる炭酸はサントリーのトニックウォーターです。いろいろ試してみましたが、どうやらこれが私には一番合っているようです。
全体的にほろ苦く、爽やかなドライさが引き立っていました。
柿の甘さに感じられた
カルバドスはリンゴを原料としたブランデーであることから、「デュワーズ フレンチスムース 8年」は「リンゴ」や「バニラ」の味わいと書かれていましたが、私には柿の甘さに感じられました。
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