「原酒屋久杉」は屋久島の自然が生んだ芋焼酎です。蒸留後の原酒に加水していない為アルコール度数は高めで、その分だけ分厚くて力強い味わいを楽しめました。
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多種多様な酒を扱う酒造会社
「原酒屋久杉」は鹿児島県鹿児島市に本社を置く本坊酒造㈱が手掛ける芋焼酎です。焼酎をメインとしながらそれ以外にも梅酒やワインも製造しており、ウイスキーに関しては日本で有数の歴史を誇っています。
竹鶴政孝がスコットランド留学から帰国し、在籍していた摂津酒造に実習報告書(竹鶴ノート)を提出したことが日本のウイスキーの原点となっています。摂津酒造で竹鶴の上司であった岩井喜一郎が1945に本坊酒造の顧問に就任し、竹鶴ノートを基にして1945年にウイスキーの生産を開始しました。
九州に本拠地を置く酒造会社としては、最も多くの種類の酒を扱っています。
屋久島の自然が生んだ芋焼酎
「原酒屋久杉」は屋久島に設けられた屋久島伝承蔵で製造されています。
屋久島は本州最南端の佐多岬から南西方向に約70㎞の海上にあり、島の中央に標高1936mで九州最高峰の宮之浦岳がそびえています。海からの湿った風が常に山にぶつかっているため、島内はどうしても雨が多くなります。「屋久島は月のうち、三十五日は雨」という言葉まであるほどで、島内の平年の降水量は気象庁の観測地点の中では全国最多となっています。
山に降った雨は豊富な流水や湧水として地元に恵みをもたらすことになり、「屋久島宮之浦岳流水」は名水百選にも選ばれています。「超」が付くほどの軟水で発酵が緩やかに進むため酒造りに向いており、屋久島伝承蔵ではこの流水を仕込みに使用しています。
さつまいもは島内の農家から仕入れるだけでなく、蔵の近くの農園で自社栽培もおこなっています。麹も全て手作りで、長年受け継がれてきた国産の和甕を使用して焼酎造りをしています。
異彩を放っていたボトル

「原酒屋久杉」はその独特なボトルが酒売り場の棚の中でも異彩を放っており、その場の勢いで買ってしまいました。ガラス製のボトルがずらりと並ぶ中、箱に入っていない陶器のボトルは本当に目立ちます。
陶器のボトルに焼酎を詰めておくと内側にある微細な孔によって呼吸を繰り返し、割水とアルコール分が馴染むことで口当たりの良い焼酎へと変化していきます。また光を完全に遮断できるので保存する環境として最適なのです。

キャップはコルク製で、封緘(ふうかん)されていました。「封緘」とはしっかりと封を閉じることであり、外部からの混ぜ物がないことを示すことで商品に対する信頼感を高めるという意味があります。
鹿児島の酒(記事は下に続きます)
5通りの飲み方で試してみた
「原酒屋久杉」は土中に埋まった甕の中で仕込みを行い、蒸留後の原酒に一滴の水も加えないで瓶詰めしています。アルコール度数は37度と高めで、その分だけ力強く分厚い味と香りを楽しむことができました。
ストレート

芋焼酎特有の味と香りであり、甘さと香ばしさを感じました。通常の芋焼酎よりも力強く分厚い味わいでした。
ロック

全体的にシャープな味わいとなり、しっかりとした香ばしさが感じられるようになりました。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

滑らかな口当たりと柔らかな味わいが感じられるようになりました。一段と香ばしが増し、さらさらした甘さが素敵です。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

スッキリとした味わいとなり、ほのかな香ばしさとほんのりとした甘さが感じられました。
お湯割り

熱が加わったことにより香ばしさが全面に出てきました。
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