世界の蒸留酒を制覇したい!

ガツンとくるあの強さがたまりません。ウイスキーから焼酎まで世界の蒸留酒を様々な飲み方で味わっていきます。

「博多の華 原酒」を5通りの飲み方で評価してみた

「博多の華原酒」は福徳長酒類㈱久留米工場で生産される本格麦焼酎で、蒸留を終えた原酒を加水せずにそのまま瓶に詰めて出荷しています。アルコール度数が44%と高く、しっかりとした甘さとほろ苦さが印象的でした。

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実は福岡には「博多焼酎」があった

九州は焼酎の本場です。大分・宮崎・鹿児島・熊本といった地域では独自の原料を使用した個性的な焼酎が盛んに作られており、自他ともに認める「焼酎どころ」と言ってよいでしょう。一方で、九州最大の繁華街である天神を擁する福岡には焼酎の産地というイメージは余りないのではないかと思います。

しかし知られてはいないと思いますが、実は福岡には「博多焼酎」があったのです。博多焼酎とは福岡県産の本格焼酎全体を総称したもので、山陽新幹線が博多までつながった1975年に誕生した呼び名です。

博多の華原酒のボトル

東急ストアの棚でたまたま見つけた「博多の華原酒」も当然ながら堂々たる「博多焼酎」でしょう。青色のボトルとシャンパンを思わせる形状の栓が印象的です。

1792年創業の老舗焼酎蔵

「博多の華」を手掛ける福徳長酒類㈱は1792年創業の老舗焼酎蔵で、本社は千葉の松戸にありますが工場は福岡県久留米市にあります

久留米工場は1943年に製糖会社から譲り受けたもので、1946年以降に合成清酒・焼酎工場として本格的に酒類製造がスタートしました。鹿児島本線九州新幹線の線路沿いにある巨大な施設で、蒸留塔をはじめとする主要な建物は大正時代の面影を色濃く残しています。

現在の森永製菓の一部門だった時代もあったようですが1953年に醸造部門を切り離して分社化し、1991年に福徳長酒類(株)に社名変更しました。

現在では博多の華の他に玉露焼酎の茶露(さろ)を生産しており、昨年の酒類鑑評会では金賞を受賞しています。 

蒸留した原酒をそのまま瓶詰め

焼酎は通常は一つのブランドでは同一の原料を使用するのが普通で、「黒霧島」なら芋・「千年の眠り」なら麦・「ブラックストーン」なら酒粕という具合にブランドと原料が密接に結びついています。しかしこちらの会社では、麦焼酎をはじめ芋焼酎そば焼酎米焼酎など幅広いラインアップを全て「博多の華」という単一のブランドで展開しています。

博多の華原酒のラベル

「博多の華原酒」は麦焼酎で、蒸留を終えた原酒を加水せずにそのまま瓶に詰めて出荷しています。そのためアルコール度数は44%と高く、原酒ならではの濃厚で奥深い味わいや芳醇な香りを楽しめるようになっています。

九州のアルコール度数高めの焼酎(記事は下に続きます)

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5通りの飲み方で試してみた

ストレート

博多の華原酒のストレート

栓を開けると甘い香りが漂ってきます。トロリとした口当たりで、ねっとり感やしっとり感もありました。鋭く強い甘さに加え、ほろ苦い後味が感じられました。

ロック

博多の華原酒のロック

氷が加わることで、一気にクセの無いサラサラした口当たりになりました。スッキリとした甘さだけではなく、ほろ苦さもほんのりと感じられます。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

博多の華原酒のトワイスアップ

水を加えることで味に膨らみが増し、柔らかい甘さとほろ苦さが引き立ってきたように思います。口当たりはするするしてきました。

ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

博多の華原酒のハーフロック

甘さとほろ苦さがよりシャープになり、シャキシャキした口当たりとなりました。

お湯割り

博多の華原酒のお湯割り

熱で甘さがより膨らみ、ほろ苦さも強くなったようです。

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