世界の蒸留酒を制覇したい!

ガツンとくるあの強さがたまりません。ウイスキーから焼酎まで世界の蒸留酒を様々な飲み方で味わっていきます。

〖飲み方〗J&Bレアはハイボールが最も良かった

J&Bレアは日本ではあまり目立ちませんが実は売上世界5位のスコッチで、バーの棚で見つけられやすくなることを狙ってデザインされた黄色地に赤文字でJ&Bと書かれたラベルが特に印象的です。5通りの飲み方を試してみましたが、私はハイボールが最も良かったと思います。

オペラ歌手を追いかけてロンドンに来た創業者

J&Bレアはイギリスのジャステリーニ&ブルックス社が製造しているブレンデッドウィスキーで、JUSTERINI&BROOKSの頭文字をとってJ&Bというブランド名となりました。会社自体はロンドンにありますが、スコットランドで生産された原酒を買い付けてブレンドしているため原産国はスコットランドとなっています。

ジャステリーニ&ブルックス社の創業は1749年で、ボローニャ出身のイタリア人であるジャコモ・ジャステリーニが熱を上げていたオペラ歌手を追いかけてロンドンに移り住んだことがきっかけとなっています。彼女の紹介でビジネスパートナーのジョンソン一族と出会ったジャステリーニは「ジャステリーニ社」を設立し、ロンドンでワインやウィスキーの販売を始めました。1760年ごろに国王ジョージ3世の時代に英国王室御用達となり、「現在の女王エリザベス2世の時代まで続いています。

後に登場したアルフレッド・ブルックスがジョンソン一族から会社を買収してジャステリーニ&ブルックス社と社名を変更したのが1831年で、1890年ごろから同社オリジナルのウィスキーに販売を始めています。

日本ではあまり見ないが売上世界5位のスコッチ

J&Bレアはスコットランドのスペイサイド地方のモルトを中心として36種類のモルト原酒、そして6種類のグレーン原酒をブレンドしてつくられています。1833年禁酒法廃止後のアメリカ市場向けに発売されたウィスキーで、第二次世界大戦後の1950年~60年代にかけてアメリカでトップシェアを誇るスコッチとなりました。

日本ではほとんど見ないJ&Bのボトル

日本ではほとんど見ないボトルですが、世界的にはジョニーウォーカーバランタイン、グランツ、シーバスリーガルに次いで世界第5位の売り上げを誇っています。

黄色地に赤文字でJ&Bと書かれたラベルが特に印象的で、これはバーの棚で見つけられやすくなることを狙ってデザインされたものです。

ラベルに描かれたエリザベス2世の紋様

ラベルに列挙された代々英国国王の名

ラベルの上部には現女王エリザベス2世の紋様が描かれ、下部には最初に英国王室御用達の認証をしたジョージ3世以下代々の国王の名が列挙されています。

ストレート

J&Bレアのストレート

クセのある香りと濃厚で分厚い味わいが印象的です。スコッチらしいしっかりとしたスモーキーさに加え、ほんのりとした酸味を感じました。

ロック

J&Bのロック

氷を入れることによりスモーキーさが前面に出てきました。しかしそれでいて甘さも感じます。

水割り

次いで水で割ります。

J&Bと古峯神社の御神水

合わせる水は古峯神社の御神水です。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

J&Bのトワイスアップ

滑らかな口当たりで、スモーキーさも酸味もほんのりとしたものになりました。

ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

J&Bのハーフロック

ひたすらスッキリとした味わいで、ほんのりとしたスモーキーさを感じました。

ハイボール

某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった完全に私好みの炭酸水を使用します。

J&Bのハイボール

甘み・酸味・スモーキーさ等々全てにおいてバランスの取れたシャッキリ感が味の特色となっていました。これまでの飲み方とは全然タイプが違いますが、こちらの方がいいのではないかと思っています。

ハイボールが最も良かった

J&Bレアは流通の関係なのか東急ストアでも成城石井でも見ることはなく、京王永山西友で見つけました。恐らく初めて見たはずなのに懐かしさのようなものを感じたのは黄色地に赤文字でJ&Bと書かれたラベルの魔力でしょうか。

5通りの飲み方を試してみましたが、J&Bレアは炭酸との相性が実に良くハイボールが最も良かったのではないかと思います。

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