「ロッホローモンド リザーブ」は同一の蒸留所内で製造したモルト・グレーン・樽を使用してブレンドと熟成が行われた「シングルブレンデッドウイスキー」です。蒸留所は200年以上の歴史があり、ラベルの鹿がトレードマークです。
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200年以上の歴史を持つ蒸留所
「ロッホローモンド リザーブ」はスコットランドハイランド地方に位置するロッホローモンド蒸留所で製造されているウイスキーです。
「ロッホローモンド」とはハイランド地方の南部にあるローモンド湖のことです。グレートブリテン島で最大面積の湖で、ロッホローモンド&トロサックス国立公園の中心です。グラスゴーから簡単にたどり着くことができる風光明媚な景勝地で、蒸留所は湖の南端に位置しています。
ローモンド湖周辺でウイスキー造りが始まったのが18世紀後半とされており、湖にある30以上の島の中には密造が行われていたところもあったようです。
ロッホローモンド蒸留所の歴史が始まったのが1814年で、当時は湖の北西端近くに位置していました。現在の場所での蒸留が始まったのは1966年からです。
一つの蒸留所内で全てが完結
ロッホローモンド蒸留所ではシングルモルト・シングルグレーン・ブレンデッドの3タイプのウイスキーを製造しています。この蒸溜所だけでモルトもグレーンも全て生産しており、それに加えて樽工場と貯蔵庫も持っているのです。そのため自社だけで何でもできてしまいます。
個性的なウイスキーを数多く送り出しており、現在では「全英オープンゴルフ公式ウイスキー」としても知られています。英国のゴルファーはウイスキー慣れしていることからコースにスキットボトルを携行するのは決して珍しいことではなく、各ホールでキャップ1杯だけ口に含むことで体を温めるのだそうです。
ロッホローモンド リザーブはモルト原酒とグレーン原酒を組み合わせたブレンデッドウイスキーで、熱処理して内部を焦がしたアメリカンホワイトオーク樽を使用して熟成しています。一つの蒸溜所内で全て完結していることから、「シングルブレンデッドウイスキー」という呼び方もあるようです。
個性的なスコッチウイスキー(記事は下に続きます)
5通りの飲み方で評価してみた
ロッホローモンドはラベルに描かれた鹿がトレードマークとなっています。
ストレート
酸味を帯びた味と香りがまず最初に感じられました。甘さに加えてほろ苦さもあり、ストレートでありながら全体的には柔らかな味わいとなっています。口当たりは滑らかでした。
ロック
氷で冷やすことによりずいぶんとスッキリした味わいとなりました。酸味に加えてほんの少しだけほろ苦さを感じました。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は南アルプスの天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
柔らかくて滑らかな口当たりになりました。これまで感じられてきた酸味がドライに変わり、香ばしさが加わってきました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
ほのかな酸味を帯びた香りとスッキリとした味わいが印象的です。爽やかなほろ苦さも感じられました。
ハイボール
合わせる炭酸はサントリーのトニックウォーターです。いろいろ試してみましたが、どうやらこれが私には一番合っているようです。
オロナミンCのような甘みと酸味で、柑橘系の爽やかなほろ苦さも感じられました。
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