ブラックニッカリッチブレンドを5種類の飲み方で徹底比較します。1,000円台前半としてはしっかりとした味わいで、コストパフォーマンスに優れたお買得なウィスキーでした。ひたすら「スッキリ爽やか」で昔よく飲んだ懐かしさを感じさせられる味わいでした。
ブラックニッカの上から2番目という扱い
ニッカのホームページでブラックニッカを見るとディープブレンド・リッチブレンド・クリアの3ブランドが常にセットとして扱われています。スペシャルをどの辺りに置くつもりなのかはわかりませんが、ニッカとしてはブラックニッカの上から2番目(下から2番目と言ってもいい)という扱いでしょう。
ちなみにブラックニッカクリアが発売開始となった時試しに飲んでみたのですが、これはだめだと思ったのでそれ以降飲んだことがありません。度数が低い割に薬品を飲んでいるような刺激を感じました。その後様々なウィスキーを飲んできたので今なら違った感想を持つかもしれませんが、一旦不味い酒を買ってしまうと4日我慢しなければならないことを考えると冒険はしたくありません。
不安を抱きつつも飲んでみた
リッチブレンドはそのクリアの一つ上のブランドということで、多少の不安感は感じつつも飲んでみることにしました。
ブラックニッカと言えば角ばった黒いボトルにキングオブブレンダーズのラベルというイメージがありますが、ボトルだけみると「竹鶴」を思い出すような形状となっています。ただし色は竹鶴よりかなり薄めです。
ストレート
スッキリ爽やかで、昔よく飲んだような懐かしさを感じさせる味わいでした。コクとか重厚さというようなものは一切ありません。
ロック
氷で冷やすと通常は味が引き締まるのですが、どちらかというと柔らかくなったように思います。ストレートと同様にスッキリ爽やかな味わいです。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は東急電鉄の公式グッズで、山梨県甲州市で採水された天然水である「のるるんWater」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない)
常温の水で割ったことにより、ロックよりもさらに柔らかな味わいになりました。スッキリ爽やかでありながら滑らかさも感じます。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
スッキリ爽やかさはそのままで、よりシャープさを増したように感じました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
「炭酸が弱めのコーラ」というのが飲んでみた第一印象です。縁日で売っているソーダのようで妙なバランスがありました。これまでと全く違う飲み物になりましたが、これが好きだという方も多いのではないかと思います。
ひたすら「スッキリ爽やか」だった
5種類の飲み方を比べてみるとハイボール以外はひたすら「スッキリ爽やか」であったように感じました。「昔飲んだウィスキーって確かこんな味だったよな?」というような懐かしさを感じさせられるものがありました。
いずれにせよ1,000円台前半のウィスキーとしてはちゃんと飲めるコスパに優れたウィスキーで、ブラックニッカクリアのように手に取ることもなくなるということはありません。
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