世界の蒸留酒を制覇したい!

ガツンとくるあの強さがたまりません。ウイスキーから焼酎まで世界の蒸留酒を様々な飲み方で味わっていきます。

〖飲み方〗ティーチャーズセレクトは「ほのかに」スモーキーなのではない

今回はティーチャーズセレクトをご紹介します。大人気のティーチャーズハイランドクリームをサントリーのブレンダーがアレンジしたもので、今年の3月に日本限定で発売されました。サントリーのブレンダーが日本人向けに手掛けた「ほのかな」スモーキーさを売りにしていますが、決して「ほのか」ではなかったと思います。

当ブログでは大人気のティーチャーズ

ティーチャーズハイランドクリーム」は150年以上にもわたり愛されつづけてきた歴史あるブレンデッドスコッチで、やや甘く重厚なスモーキーフレーバーとこくがあり、1000円台前半というお手頃な価格で本格的スコッチの味わいを楽しむことができます。

私も好きな銘柄で、当ブログ内で選定した「安ウィスキーランキング」でもトップの評価をしています。

〖入魂〗安ウィスキーランキングを自信を持ってまとめてみた - 酒とうどんと御朱印の日々

また当ブログ内の全ての記事の中で、ティーチャーズの記事が常にPV数断トツという状態で、私だけでなく多くの方にとっても人気のあるウィスキーではないかと思います。

〖完璧〗「ティーチャーズ ハイランドクリーム」は1,000円台のウィスキーの中ではトップクラスの味わいだった - 酒とうどんと御朱印の日々

世界で初めてブレンデッドウィスキーが誕生したのが1860年ですが、ティーチャーズハイランドクリームはその僅か3年後にウィリアム・ティーチャーによって開発され、その品質の高さから開発者の名字がいつの間にか尊称となり、「先生のスコッチ」として英国中で愛されるようになっています。

今年の3月に日本限定で新たに「ティーチャーズセレクト」が発売になりました。

日本向けに開発されたティーチャーズセレクト

ティーチャーズのキーモルトを生産するアードモア蒸留所は現在サントリーが所有しており、ティーチャーズ ハイランドクリームはサントリーが販売権を持っています。

ティーチャーズセレクトのボトル

ティーチャーズセレクトは日本人の味覚に合わせて開発されたもので、サントリーのブレンダーが日本人に合うように新たに原酒を選定してブレンドしています。

「日本市場向け」を強調したラベル

「日本市場向け」を強調したラベル

日本市場向け専用というとホワイトホースやバランタインがありますが、どれもバランスの良さを追求するあまりその銘柄が本来持っていた個性が弱まってしまったように思います。ハイランドクリームのスコッチらしいスモーキーさと濃厚な味わいが日本限定の商品でどう変わるのか気になるところです。

ストレート

ティーチャーズセレクトのストレート

ティーチャーズ特有の強めのスモーキーさは健在で、謳い文句にあるような「ほのかな」では決してありません。スモーキーさの裏にほんの少しだけ甘さも感じました。アルコール度数は40度と普通ですが、飲んでいて喉が熱くなります。

ロック

ティーチャーズセレクトのロック

氷を入れることによりスモーキーさがよりくっきりとしてきたように思います。隠れていた甘さもしっかりと感じることができるようになりました。

水割り

次に水で割ります。

ティーチャーズセレクトとはまっ子どうし

合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。

トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)

ティーチャーズセレクトのトワイスアップ

全体的にほんわかした味わいとなりましたが、スモーキーさはよりしっかりと感じられるようになりました。しっとりとした甘さも感じられます。

ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)

ティーチャーズセレクトのハーフロック

氷を入れても水で割っても決して味は崩れるということがなく、スモーキーで甘いままです。

ハイボール

上戸彩さんのCMでおなじみのソーダストリームを使用してつくった完全に私好みの炭酸水を使用します。

ティーチャーズセレクトのハイボール

スモーキーさに炭酸の甘みと酸味が加わって随分と濃厚な味わいになりました。バランスの取れた分かりやすい味で、心地よいほろ苦さがありました。 

決して「ほのかに」スモーキーなのではない

「日本限定」ということで日本人に忖度したバランス重視の味を想像していましたが、決して「ほのかな」ではないしっかりとしたスモーキーさのある本場の味わいだったと思います。

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