スコッチウィスキーのブラック&ホワイトはラベルに描かれた黒と白の犬が印象的なウィスキーで、創業者が犬好きであったことから選ばれたデザインです。飲んでみると濃厚なスモーキーさが楽しめる厚みのある味わいでした。
ボトルが黒でラベルが白であったことから「ブラック&ホワイト」
ブラック&ホワイトが誕生したのは1880年代の中期で、創業者のジェームズ・ブキャナンの名をとって当初は「ブキャナンブレンド」という名だったといいます。クセの強いモルトウイスキーが主流だったこの時代にスムースでまろやかな味わいの「ブキャナンブレンド」は大変な人気となり、これまで酒屋中心だった販路をホテルやミュージックホールなどへも拡大したこともあって販売本数を伸ばしていきました。当時ボトルが黒でラベルが白であったことから愛称としてブラック&ホワイトと呼ばれるようになり、1902年には正式なブランドとして採用されます。
黒と白の犬のキャラクターが有名
ブラック&ホワイトといえば黒と白の犬のキャラクターが有名です。ブランドネームを浸透さるためにラベルに描かれているのはスコットランドの代表的犬種であるスコティッシュ・テリア(黒)とウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア(白)で、ジェームズ・ブキャナンが愛犬家であったことから選ばれたようです。
現在ではウィスキーだけではなくゴルフ用品としてもライセンスがあり、黒と白の犬のマークはそれだけ認知度の高いブランドとなっています。
ただし日本国内の流通はそれほど多くないようで、酒屋の店頭に並んでいることはあまりありません。私個人としても「ホワイト&マッカイ」に似た名前の酒があるというイメージしかなく、先日たまたま入った鶴川の酒屋で見かけるまで手にしたことも全くありませんでした。
ストレート
分厚くて濃厚な味わいです。ねっとり、こってりとした舌触りで、濃厚なスモーキーさが特色となっています。スモーキーさの奥にほんのりとした甘さを感じます。
ロック
濃厚なスモーキーさはロックでも健在で、氷をいれても薄まったという印象はまったくありません。とにかく強さを感じさせられる酒です。
水割り
ついで水で割ります。合わせる水は秩父山系の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水で割ってもまだまだ濃厚さは崩れていませんが、それでもストレートに比べれば随分と柔らかくなったと思います。スモーキーさと甘さがほんのりとしたものになり、味が分かりやすくなったように感じました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
さすがに濃厚さはなくなり、滑らかでサラサラな口当たりになりました。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
炭酸が加わることにより急転してスッキリ爽やかな味わいとなりました。ウィスキー本体が持つスモーキーさが炭酸の酸味と甘みに合っていたと思います。
濃厚なスモーキーさが楽しめる
どの飲み方でも濃厚なスモーキーさが楽しめますが、個人的にはトワイスアップが最も良かったように思います。
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