バーボンウィスキーのエヴァンウィリアムズは最近になるまで知らなかったようなウィスキーですが、実は販売量世界2位の超メジャーなバーボンでした。飲み比べてみると飲み方によって様々な味の変化が楽しめました。
実は販売量世界2位の超メジャーなバーボンだった
エヴァンウィリアムズは南町田グランベリーパーク内の成城石井で最近になって発見したバーボンウィスキーです。
酒を主要テーマの一つとする当ブログを立ち上げて約4年が経過し、その間はネタ探しでまだ飲んだことのない酒を求めてあちこちの酒売り場を常に覘いて回っていました。その私が最近になって初めて気が付いたくらいですから恐らく日本ではあまり知られていないウィスキーではないかと思います。(店頭に並んでいたのにジャックダニエルと勘違いしてしまっていたかもしれない。)
このように日本ではジム・ビームやアーリータイムズ、フォアローゼスの陰に隠れてマイナーな存在ですが、実はエヴァンウィリアムズは販売量において世界第2位という超メジャーなバーボンだったのです。(1位はジム・ビーム)
「バーボンの始祖」の名前に由来
エヴァンウィリアムズのラベルは黒地に白とジャックダニエルそっくりで、よく見ると中央に「KENTUCKYS 1st DISTILLER」と記されています。実はエヴァンウィリアムズはケンタッキー初の蒸留所で生産されたバーボンで、エヴァンウィリアムズという名はそこで初めてバーボンを作った人に由来しているのです。
Wikipediaによればバーボンはアメリカ合衆国建国の年である1789年にエライジャ・クレイグ牧師によって作られたのが最初とされていますが、エヴァンウィリアムズはそれよりも6年早い1783年に石灰岩から湧き出る水を発見し、最初にトウモロコシを原料としたウィスキーを作ったとされています。
しかし正確な文献や資料が残っていないということで、どうやら真相は謎のようです。そこでクレイグ牧師を「バーボンの父」と呼び、一方のエヴァンウィリアムズは「バーボンの始祖」と呼ぶのだそうです。
この「1783」はラベルでもしっかりと強調されていました。
ストレート
濃密な琥珀色で香りも強く、強めでねっとりとしたフルーティーさが印象的です。それでも口当たりは滑らかで、43度と比較的高めのアルコール度数だとはとても思えません。
ロック
氷を加えることによりいい感じで角が取れ、滑らかでフルーティーな甘さとなりました。
水割り
次いで水で割ります。
合わせる水は横浜市の水源のひとつである道志川の清流水を詰めた横浜市オフィシャルウォーター「はまっ子どうし The Water」です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
口当たりが一層滑らかになり、程よい強さ・甘さとなりました。柔らかではありますが、それでもどっしりとした強さがまだまだ残されています。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
どっしりとした強さは消えてサラサラな口当たりになりました。それでもフルーティーさは残っています。
ハイボール
上戸彩さんのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった私好みの炭酸水を使用します。
フルーティーさがより活性化し、重厚さが消えてスッキリ爽やかな味となりました。炭酸と抜群に合っていたと思います。
飲み方に応じて味の変化が楽しめる
飲み方に応じて重厚~サラサラ~スッキリ爽やかと多様な味わいが楽しめるバーボンでした。私個人としてはハイボールがお勧めです。
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