瑞泉古酒40度は甘さと香ばしさが印象的な琉球泡盛です。全国酒類コンクールでグランプリを満点で受賞した酒で、スッキリとした甘さと香ばしさが印象的でした。
是非こちらもご覧ください
600年の歴史を誇る琉球泡盛
瑞泉古酒40度は沖縄の瑞泉酒造が製造販売する琉球泡盛です。
600年の歴史を誇る琉球泡盛の起源はシャムと呼ばれていた時代のタイの蒸留酒にあると言われています。琉球王朝が交易の中でその製法を入手し、発酵のための原料として黒麹菌を使用するという独自の工夫を加えたことで他に類を見ない酒となっています。
琉球王朝の外交に欠かせないものであったことから泡盛の品質管理は厳重を極め、首里城の城下町である崎山・赤田・鳥堀の3 ヶ所にのみ泡盛の製造を許可し、伝統の味を守り続けました。
泉が湧き出る首里城の門
琉球王府の泡盛職であった喜屋武家を創業家とする瑞泉酒造は1887年に創業した県内でも最古の部類に入る酒造所で、首里城から一番近くにある琉球泡盛の酒蔵です。
首里城の2番目の門の脇には「龍樋」と呼ばれる泉が湧き出ており、王宮の飲料水として使われていました。「立派な、めでたい泉」ということで門は「瑞泉門」と名付けられ、それが会社名と商品名になったそうです。
原酒を3年以上貯蔵・熟成させた古酒(くーすー)が商品の中心であり、古酒の品評会である泡盛鑑評会において多数の賞を受賞しています。琉球泡盛は長く寝かせて熟成を深めるほどに香り高く、そして味わいもまろやかになります。甕で貯蔵するのが最高とされていますが、瓶でも熟成させることができます。
全国酒類コンクールでグランプリを受賞
瑞泉古酒40度は全国酒類コンクールでグランプリを受賞した泡盛として有名な銘柄です。
全国酒類コンクールは日本酒の素晴らしさを海外に紹介することを目的に1989年に始められたもので、2001年からは国内需要の掘り起こしを目的に春と秋の年2回開催されるようになりました。全国の酒造所から毎回300点ほどの銘柄が出品され、お酒のスペシャリスト達が銘柄を伏せた状態で審査し、日本酒や焼酎・泡盛などの各部門で入賞を決めます。
瑞泉古酒40度は2005年の第20回大会において、審査員全員が満点をだすという過去に例のない高い評価でグランプリを受賞しました。
焼酎・泡盛の世界
甘さと香ばしさが印象的
蒸留器内の圧力を調整せず常圧で蒸留した焼酎は風味豊かな焼酎に仕上がるといいます瑞泉古酒40度の場合は甘さと香ばしさが印象に残りました。
ストレート
トロリとした口当たりです。鮮烈な味と香りに加えてスッキリとした甘さがあり、最後に香ばしさが感じられました。
ロック
氷を加えたことによりしっとり感が出てきました。舌にしみいるような甘さと香ばしさが印象的です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水を加えたことでさらにしっとりとしてきました。さらりとした甘さで、スルスルと喉に流れ込みます。味も香りも香ばしくなりました。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
香ばしい氷砂糖のようです。スッキリさが増して飲みやすさが極まりました。
お湯割り
ポカポカしてふっくらとした膨らみが感じられるようになりました。洋菓子のような甘さで、やはり香ばしさが印象に残りました。
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。