グランツはシングルモルトのグレンフィディックと同じ会社が開発したブレンデッドウィスキーで、ボトルの形状もグレンフィディックそっくりにつくされています。飲んでみると氷を入れても水で割ってもびくともしない、強靭な味わいが印象的でした。
グレンフィディックと同じ会社のブレンデッドウィスキー
グランツファミリーリザーブはウィスキーに少し詳しい方なら「どこかで見たボトルだな」と思うでしょう。あのシングルモルトの名品であるグレンフィディックを生産している、ウィリアム・グラント社のブレンデッドスコッチウィスキーで、ボトルの形状もグレンフィディックにそっくりとなっています。※写真は1000mlのボトルで少し大きめです。
権威あるコンペティションで金メダル獲得
1887年のクリスマスにグレンフィディック蒸留所を設立したウィリアム・グラント社は1898年にブレンデッドウィスキーのレシピを考案しブレンデッドウィスキーの生産を開始します。グレンフィディックを中心に自社の4つのモルトをベースにブレンドしたもので、2009年には権威あるコンペティションでゴールドメダルを獲得するまでになりました。
とはいえ価格面では1000円台の前半で購入できる手の出しやすいウィスキーであると言えます。
ストレート
香りが強めで、匂いに鈍感な私でも感じました。分厚く濃厚な味わいでそれなりにクセの強さがあり、正直言ってこれだけでは甘いのか辛いのかわかりません。ウィスキーとしては一般的な40度ですが、舌先にピリピリとした刺激があり、飲み込むと喉が焼けるように感じました。
ロック
濃厚さはそのままですが、氷を入れることにより随分と滑らかな口当たりになり、その分だけ味が分かりやすくなりました。梅酒に似た甘さです。
水割り
次いで水で割ります。
併せる水は秩父山系の天然水です。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
水で割っても濃厚さはそのままであり、全体的にバランスのとれた味わいで滑らかなコクがあります。フルーティーさを感じられるようになりました。
ハーフロック(1対1で氷を入れる)
氷を入れてさらに水で割るとさすがに尖がっていた部分も丸くなるようで、分厚さや濃厚さが消えて一転してさっぱりとした味になりました。
ハイボール
某元グルメタレントのCMで有名なソーダストリームを使用してつくった完全に私好みの炭酸水を使用します。
炭酸で割ることによりウィスキーの分厚く濃厚な味わいが適度に和らぎ、酸味と甘みが加わることによりシャキッと引き締まった味わいになりました。
氷を入れても水で割ってもびくともしない
キーモルトのグレンフィディックは氷を入れると全て台無しになりましたが、グランツは氷を入れても水で割ってもびくともしない、強靭な味わいが印象的でした。
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