ロッホアードスペイサイドは150年近い歴史を持つ高級スコッチです。スコットランドに実在する湖に由来しており、力強く分厚い味わいが印象的でした。
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成城石井直輸入のスコッチ
ロッホアードスペイサイドはスコットランドで製造・熟成されたシングルモルトウイスキーです。「輸入者」は東京ヨーロッパ貿易株式会社となっており、要するに成城石井が直輸入したスコッチウイスキーということができます。世の中には成城石井の酒売り場にしか並んでいない酒が数多くあり、ロッホアードもその一つだと思われます。
「ロッホ(loch)」とはスコットランドにおいて湖や入り江などの水域を意味しており、その中でも特に氷河の浸食によって刻まれた細長い形状の水域を指します。ですから同じ「湖」でも「レイク(lake)」とはかなり違います。
アード湖はスコットランドに実在する地名で、約4 ×2 kmというこの地域としては小さな湖です。国立公園内の保護された場所にあり、カヤックやその他のウォータースポーツを楽しむのに最適だといいます。
実は150年近い歴史を持つ高級酒
スペイサイドはハイランド地方のスぺイ川周辺の地域を指しています。冷涼な気候や水質の良い水など上質なウイスキーを作るための条件がそろっており、周辺には50以上の蒸留所が密集しています。そのためマッカランやグレンフィディック・グレンリベット等々、数多くの名酒がこの地から生み出されてきました。
ロッホアードスペイサイドが誕生したのは1879年ですから、150年近い歴史があることになります。ストレートヘッド型ポットスチルで蒸留した原酒を使用済みのバーボン樽に詰めて熟成させており、税抜きで3490円ということですから私が飲むウイスキーの中では最高級の部類に入ります。
個性的なスコッチウイスキー
ストレート
より凝縮した琥珀色と周辺に漂ういかにも辛そうな香りが印象的です。飲んでみると味わいは濃厚で分厚く、スパーシーでドライでした。
ロック
氷を入れたことによりスルっとした口当たりになりました。ドライさは変わりませんが、しっとりとしてきたように思います。
水割り
次いで水で割ります。
トワイスアップ(1対1で氷を入れない水割り)
これまでドライに感じられてきた味わいが突如スモーキーに転じました。ロックの時よりもさらにスルスルになり、のどにドンドン流れ込んできます。
ハーフロック(1対1で氷を入れた水割り)
氷を入れてさらに水が加わったことでずいぶんと味わいも柔らかになり、とんがっていた部分が全て消えてスムーズになったと思います。これまで感じられていたスモーキーさもほんのりとしたものとなりました。
ハイボール
合わせる炭酸はサントリーのトニックウォーターです。いろいろ試してみましたが、どうやらこれが私には一番合っているようです。
食感がシャキシャキしたものとなり、ほろ苦さが感じられるようになりました。
力強く分厚い味わいが印象的だった
ストレート型のポットスチルは縦に長く、蒸気が対流する場所が無いため蒸留液は濃くなり、そのため力強い風味のウイスキーが出来るといいます。実際に飲んでみたロッホアードは力強く分厚い味わいが印象に残りました。
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